りらく連載「女弁護士日記」
8月20日(2021年)

 A子はヨガのインストラクターだ。自動車で信号待ちをしているところを後ろから追突された。過失割合は0対10である。救急病院で診察を受けたがその日のうちに帰され、1ヶ月通院した。病名は頸椎捻挫、いわゆるむち打ち症である。い […]

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りらく連載「女弁護士日記」
8月10日(2021年)

 土、日と腹痛に悩まされ、月曜日に病院に行った。総胆管結石と診断され、その日の内に入院、内視鏡による手術となった。ぎりぎりのところで大事に至らなかった。  担当は若い男性医師だったが、症状と治療についての説明をてきぱきと […]

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りらく連載「女弁護士日記」
7月20日(2021年7月20)

 C夫は一人娘がD夫と結婚するに際し、C家の婿になってもよいと言ってくれたのをありがたく思い、C夫はD夫と養子縁組するとともに自分名義の土地建物の半分をD夫に贈与し、共有とした。ところが、ろくろく働かず借金をたくさん作り […]

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りらく連載「女弁護士日記」
7月10日(2021年7月10日)

 A夫は建築業者に、庭の一角にガレージの建築を頼んだ。出来上がったガレージは見た目は立派だったが、使ってみると色々不具合があった。まず、シャッターがきちんと閉まらない、レールにゆがみがあるようだ。それから雨漏りがする、屋 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
6月20日 「君に甥っ子はいないはず」(2021-6-20)

 私は系類の理解力がないと我ながら思う。夫に「甥っ子の〇〇くんがね」と言ったら、夫に「君に甥っ子はいないはずだよ」と言われ、「叔母さんの子なんだけど」と言うと「それはいとこでしょ」と間違いを指摘された。〇〇くんは私より1 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
6月10日 省略語(2021-6-10)

 まん延防止等重点措置を「まんぼう」と省略するのは適当ではない、という意見が出て、今では「重点措置」と言われているようだ。時間短縮を「時短」、援助交際を「援交」、就職活動を「就活」と省略するのはかなり一般的になっている。 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
5月20日 コロナ禍で気づく(2021-5-20)

 このコロナ禍で普段の生活様式が随分変わった。まず外食・外飲みの機会が無くなり、大抵早めに帰宅して家で食事する。朝食も庭の景色を見ながらゆっくり食べる。そうすると今まで気づかなかったことに気がまわるようになる。  今、庭 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
5月10日(2021-5-10)

 A子は夫の暴力、暴言に耐えかね高3の長女と家を出て実家に身を寄せている。離婚を決意したが、夫は慰藉料や財産分与の支払いに応じず解決まで長引きそうだ。  A子はいつも最悪のシナリオを描く。子どもは貧乏で職もなく病気がちな […]

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りらく連載「女弁護士日記」
4月20日 (2021-4-20)

 A男は今、亡くなった父親の遺産をめぐって妹と争っている。先祖代々に伝わってきた雛人形、茶道具、掛け軸など、A男は当然自分が〇〇家の長男として相続するものと思っていたが、妹が「お父さんは雛人形や茶道具などの動産は私にくれ […]

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りらく連載「女弁護士日記」
4月10日 (2021-4-10)

不貞を働く男は必ずしも妻を嫌って家庭を壊そうと思っているとは限らない。 ちょっとしたアバンチュールを楽しむという気楽な気持ちで他の女性とホテルに行ったりする。しかし、これを知った妻は体重が激減するほど悩んで離婚するか否か […]

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