りらく連載「女弁護士日記」
ニワトリに思いを寄せて

○月×日  私は卵料理が大好きだ。オムレツ、オムライス、茶わん蒸し、卵スープ、かに玉、親子丼、卵とじ、炒り卵、卵焼き、半熟卵、目玉焼き、卵かけご飯。  その卵が値上がりしている。鳥インフルエンザの影響だという。1千万羽以 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
この事件は勝てますか?

○月×日  事件の依頼を受けるとき、よく「この事件は勝てますか?」と聞かれることがある。事件の勝ち負けはそう単純なものではない。たとえば境界争いでA氏は現在の杭より30センチ北の線を主張し、B氏は30センチ南を主張してい […]

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りらく連載「女弁護士日記」
弁護士のアフターケア

 弁護士は事件のアフターケアをどこまでやるべきか。  調停で分割払いを受ける合意をしたのに途中で支払いがストップした場合は、相手方に支払催促の手紙を出したり、裁判所に履行勧告をしてくれるよう申立てをしたりする。いじめやセ […]

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りらく連載「女弁護士日記」
見栄は不要

 A子はこれまでいろいろな法律問題を私に相談してきた。親が亡くなった時の遺産分割協議書の書き方、わが子が友人にケガをさせてしまった時の賠償金の支払い、通販で購入した品物を返品する時のトラブル、隣家の犬が自宅の庭に入り込ん […]

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りらく連載「女弁護士日記」
弁護士の不祥事

 近年、弁護士の不祥事が増えている。ひどいものは、依頼者から預かったお金を返さず使い込んでしまったとか、法外な弁護士費用を請求してその内訳も説明しないとかであって、日弁連の懲戒委員会は懲戒請求を受けて、退会命令、あるいは […]

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りらく連載「女弁護士日記」
3月10日「負動産」

 今、全国的に不動産ならぬ「負動産」が問題になっている。A夫も、若くて元気で、船を乗り回して釣りに興じていた頃に島の一部を買って家を建てて、友人らを招待して魚料理を振る舞ったりしていたが、もう80歳近くにもなり、健康を害 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
2月20日 寒さ厳しく

 寒さが厳しくなり、毎朝ふとんから抜け出して起きるのがつらくなった。昔は電気毛布などなく、室内の暖房もゆき届いていなかったから、もっともっと寒い思いをした。小学生の頃の私はずるいことを考え、翌日学校に行く時の服装で寝た。 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
2月10日 家計管理は誰がする?

 物価高騰に保険料・税金の増額が家計を圧迫している。離婚の相談の際、私は必ず「家計管理はどっちがしていたか」を聞く。夫が給料の内から妻に毎月○○万円を家計費として渡す。仮にこれをA型としよう。夫は給料をすべて妻に渡して、 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
1月20日 隣人トラブル

 A男は、最近妻を亡くした。妻は人当たりが柔らかく、隣地の頑固な老爺ともうまく付き合っていたが、妻が亡くなると、その隣人は、A男にいろいろ文句をつけてくるようになった。「お宅のけやきの木の葉がうちの庭にも落ちて来る。木を […]

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りらく連載「女弁護士日記」
1月10日 司法IT化についていけるか

 私は、ガラケーをスマホに替えたものの、ガラケー機能しか使えないでいる。スマホで何でも用を足す達人には感心させられる。  事務所で事件の依頼を受け、着手金は○○円ですというと、依頼者はその場でスマホを操作し、「はい、振り […]

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