藤田紀子の「女弁護士日記」
書斎
2月20日 「サンソン回想録」

 オノレ・ド・バルザックの「サンソン回想録」を読んだ。フランスのサンソン家は代々死刑執行人を務め、四代目サンソンはフランス革命期に、ルイ一六世、マリー・アントワネット、ロベスピエールらの処刑を担当した。バルザックは、サン […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
2月10日 公示送達制度

 A夫はB男に100万円を貸したが、約束の日を過ぎても返してくれない。何回電話しても出ず、しまいには電話が不通になってしまった。催促の手紙を出しても宛所不明で返送され、住所地に行ってみるといつのまにか引越したようでもぬけ […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
1月20日 現場検証の必要性

 C子は車を運転していて、交差点で右方から来た車と衝突したが、車から降りてきた若い男が「すみません私の信号無視です」と平謝りに謝り「車の修理費は全部保険で支払います、ただ私、今就活中で、刑事事件になると就職できなくなるお […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
banana
1月10日 不貞の慰藉料

 貸金請求事件は、「〇〇円貸した金を返せ」と訴えるので何の思案もいらない。しかし、慰藉料請求はそうはいかない。被った精神的苦痛を金銭で請求するわけだが、痛みに弱い人はたくさん請求でき、痛みに強い人は少ししか請求できないな […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
12月20日(2021年)親権者

 B子は夫の不倫が発覚して、とても夫の顔を見ているのに耐えられず、2歳の長女とともに家を出て、実家に身を寄せている。  子どもの親権者、養育費、不貞の慰藉料を求めて、離婚の調停を申し立てた。夫にも弁護士が付き、離婚には応 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
12月10日(2021年)遺言執行者

 A子が老齢の母親を連れて事務所に来た。母親は遺言を書きたいと言う。A子の下に弟がいるが、大学を中退してからは一切家に寄りつかず、最近珍しくやって来たと思ったら、金の無心ばかりでまったく子どもとしての気遣いも思いやりもな […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
11月20日(2021年11月20日)引退勧告

 白鵬は昨年11月場所後に横審から休場の多さを指摘され、引退勧告に次ぐ「注意」の決議を受けたが、1月に新型コロナウイルスに感染して今年の初場所を休場。場所ぶりに初日から出場した春場所は右膝の状態が悪化し、途中休場した。右 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
11月10日(2021年11月10日)離婚調停

 A子は夫に愛人がいることがわかり、慰藉料を請求して離婚調停を起こした。夫は非を認めるが、慰藉料としては50万円しか払わないと言う。A子はとんでもない、少なくとも10倍の500万円はもらわなければ、と息巻く。夫が愛人と旅 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
10月20日(2021年)婚姻費用

 B子は一流会社の社員と結婚し、高級な社宅で贅沢な暮らしをしていたが、夫はいつも「誰のおかげでこんな良い生活ができていると思っているんだ、感謝しろ」と威丈高で、いつもB子に当たり散らし、育児・家事、更には夫の実家の両親の […]

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10月10日(2021年10月10日)「ADR」

 ADRというのはあまり知られていない。正確にはオールタナティヴ・ディスピュート・リゾルーションという、訴訟外紛争解決機構と訳されているようである。  お金を貸したのに返してもらえない、家を明け渡してもらいたいのに借家人 […]

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