りらく連載「女弁護士日記」
11月10日 (2018-11-10)

 「弁護士を雇う」という言い方をする人がよくいる。  先日は、家庭裁判所の調停委員までも、相手方本人に「弁護士を雇ったらどうですか」等と言うので、思わず私は、「弁護士は雇用ではなくて、委任です」と言ってしまった。  雇用 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
10月20日 (2018-10-20)

 B子は、1年前にC太郎にから借りた100万円を毎月10万円ずつ返済して来たが、生活が苦しくなったので、C太郎に頼み込んだところ、「あと30万円残っているところを今後5万円ずつ3回払ってくれれば、それで良い」と言われ、B […]

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りらく連載「女弁護士日記」
10月10日 (2018-10-10)

 A男の妻は、小学校3年生の子どもを連れて家を出て行った。  妻は、家を出る際、毎週日曜日には子どもに会わせることをA男と約束した。  しかし、A男の妻は、何のかんのと屁理屈をこねては、子どもに会わせてくれない。A男は、 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
9月20日 (2018-9-20)

 調停や裁判和解で離婚や子どもの親権者が決まっても、それで「はい、すべて終わり」という訳にはいかない。できるだけ事後の面倒を避けるために、養育費の支払方法、子どもとの面会など細かいことについても、合意事項を調書に盛り込む […]

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りらく連載「女弁護士日記」
9月10日 (2018-9-10)

 元依頼者のA男からは、時々連絡があるが、たいてい良い話ではない。  「またやってしまいました」という電話。彼は、クレプトマニア(窃盗症)なのだ。  A男は、自分で店を経営し、十分な収入があるのに、スーパーで洗剤とか下着 […]

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りらく連載「女弁護士日記」
8月20日 (2018-8-20)

 法律に関する相談は弁護士に、税金に関する相談は税理士に、というのが一般的だ。しかし、法律問題と税金問題が微妙に絡むので、私も最低限の税金の知識は持っていなければならない。  たとえば、離婚の時に、夫から妻に300万円が […]

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りらく連載「女弁護士日記」
8月10日 (2018-8-10)

 A子の夫は、イタリア人。「君は、この世の花だ、太陽だ。僕は、君なしでは一日たりとも生きられない」という熱烈な言葉でプロポーズされ、結婚した。A子と夫の間に生まれた子ども2人も、今は小学生。  A子は、「最近夫から離婚し […]

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りらく連載「女弁護士日記」
7月20日 (2018-7-20)

 遺産分割調停事件を受任している。  依頼者は、亡母の長女A子、相手方は、A子の妹。女性2人が相続人なのだから、遺産を半分ずつすればよいではないかと思うかもしれないが、そう簡単にはいかない。  A子としては、「私が、妹よ […]

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りらく連載「女弁護士日記」
7月10日 (2018-7-10)

 先日仙台市中心部の街角で、弁護士十数名が街宣署名活動を行った。  安倍政権の元で、憲法9条の改正はさせない、平和憲法を守ろう、というもので、私も参加した。  日本が海外で戦争をしてこなかった大きな力は、憲法9条の存在が […]

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りらく連載「女弁護士日記」
6月20日 (2018-6-20)

 事件を依頼する人は、よく「私は勝てますか?」と聞いてくる。しかし、私は、勝ち負けというのが、ピンと来ない。  例えば、貸金100万円の返済を請求して提訴したのに、相手が「借りていない」とか「もう返済した」とか反論し、そ […]

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