りらく連載「女弁護士日記」

りらく連載「女弁護士日記」
11月20日 (2014-11-20)

 A子の夫B太郎は、なによりも母親の意思を尊重する。  家電をどのような物を買うか、ボーナスをどう使うか、B太郎は、毎日電話して母親のご機嫌をとる。  A子がいくら苦情を言っても改められないので、とうとうA子は怒って家を […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
11月10日 (2014-11-10)

 人間ってなかなか改良できないものだ。  次から次と詐欺商法で儲けて起訴された被告人が、法廷で「今後は真面目に働いて、絶対人を騙すようなことは致しません」と言っても、一年後にはまた同じようなことをやって逮捕・起訴される。 […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
10月20日 (2014-10-20)

 B男の代理人として、土地の売買契約に立ち会った。  買主は、東京在住の男で、やはり東京の弁護士が同行してきた。  売買代金の内50万円は、東京の弁護士が前以て預かっており、本日は、その余の代金をB男が受領して、登記など […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
10月10日 (2014-10-10)

 A子は、やっと夫と離婚できて、ホッとして平穏な毎日を過ごせると思っていたところ、毎日のように、元夫から電話やメールであれこれ言って来る。「お前の昔の写真が出てきた。なかなか良く撮れているから欲しくはないか」、「オレのチ […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
9月20日 (2014-9-20)

 弁護士に相談する時は、相手のことばかりではなく、自分の不利なことも予め言ってくれなくては困る。  夫が不貞をはたらいたから離婚したいというA子の代理人になって、離婚調停の申立をしたが、調停の席上、調停委員から「でも、A […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
9月10日 (2014-9-10)

 議会でのヤジがあまりにも下劣なので、議会運営委員長から各会派に再調査を求めたり、「再発防止に努める」という決議案を可決したり、事後処理に追われている。  また、いわゆるヘイトスピーチに関しても裁判で争われ、「在日特権を […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
8月20日 (2014-8-20)

 新聞を開くと、あちらこちらでの武力闘争が報じられている。  ガザ、イラク、シリア、ウクライナ、パキスタン。  中国でも、しょっちゅうテロが起きている。タイのクーデターも治まっていない。  そんな中で、日本は、1947年 […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
8月10日 (2014-8-10)

 A子は、65才のB夫から求婚された。  B夫は、前妻が亡くなって、痴呆の母親を抱え困り果てていたのだ。 B夫から、A子のために資産数千万円あるのをすべてA子に相続させる、生命保険の受取人もすべてA子にすると説得され、B […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
7月20日 (2014-7-20)

 小保方晴子さんのSTAP細胞に関する論文に不正があったか否かの問題で、小保方さんは、「悪意のないまちがい」という表現をしているが、この「悪意」というのは、どんな意味なのだろうか。  私の事務所にある国語辞典によると、「 […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
7月10日 (2014-7-10)

 A子は、夫の暴言・暴力に耐えかねて、離婚を決意し、私の事務所に相談に来た。  A子の夫の写真を見せてもらったが、筋骨隆々、こんな男に叩かれたらさぞ痛いだろう。現に、A子は顔面を殴られて前歯を折られたり、携帯電話を投げつ […]

続きを読む