りらく連載「女弁護士日記」

りらく連載「女弁護士日記」
6月20日 (2017-6-20)

 離婚の依頼者であるE美は、本当に何ごとも自分で決められない。  E美は、夫に対し、離婚の調停申立をしたが、夫は、しばらく別居して、その間の生活費を払うという。  私が、E美に、「離婚するなら一時的に財産分与とか慰藉料を […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
6月10日 (2017-6-10)

 A子に裁判所から訴状が届いた。120万円支払えというB夫からの請求。  訴状の内容をみてみると、教師をしていたA子の父が、生前教え子であったC子が卒業して就職し、部屋を借りる際に保証人になったという。しかし、C子は2年 […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
5月20日 (2017-5-20)

 残業の上限規制づくりでもめた繁忙期の100時間「以下」と「未満」は、結局「未満」に終着した。ということは、99時間59分59秒までは許されるということだ。それでも、100時間は残業させないというお墨付きを与えたというこ […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
5月10日 (2017-5-10)

 いま私は、現役で結構忙しい毎日を送っているが、夫は、定職がない。  そこで、夕食の支度は、原則夫がすることになる。私が帰宅すると、食卓には、食器が並べられていて、すぐ食事にかかれる。その日の料理に合わせて、白ワインか赤 […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
4月20日 (2017-4-20)

 A子は夫と協議離婚することになった。問題は、いつ離婚届を出すか。  A子は、4月から新たな気持ちで生活したいので、3月中に出したい意向、夫は、婚姻届をした日が4月10日で、少なくとも3年は結婚生活をしたという実績がほし […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
4月10日 (2017-4-10)

 法廷で、弁護士の一番の腕の見せ所は証人の反対尋問である。  主尋問は、こちらが申請した証人なので、予め証人と打ち合わせをし、要領よくスムーズにいくが、反対尋問は相手方申請の証人なので、原則こちら側に敵意を持っていること […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
3月20日 (2017-3-20)

 建築・修繕トラブルが多い。原因は、最初にきちんとした契約書を作っておかないからだ。また、最初に契約書を作っても、途中で修正や追加工事が発生すれば、それについても、契約書を作ることが必要だ。  A建設会社の社長が相談に来 […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
3月10日 (2017-3-10)

 最近高齢者の自動車事故のニュースが多い。高齢者の運転免許証の返納を推進しているようだが、70歳の私も、いつまで運転できるかと不安になる。  以前は、ビュンビュン飛ばして速度違反で検挙されたことが何度かあったが、この5~ […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
2月20日 (2017-2-20)

 土木会社の社長が、若い社員A君を、私の事務所に連れて相談に来た。  別れた妻からA君に不貞の慰藉料を請求する内容の訴状が届いたのだという。  A君は、妻が暴力を振るったり、口うるさくなじったりするので、帰宅するのが嫌に […]

続きを読む
りらく連載「女弁護士日記」
2月10日 (2017-2-10)

 この冬、知人、親戚、何人もの人が亡くなった。お通夜やお葬式にもずいぶん出席した。  以前は、畳の上に正座して何十分もお経を聴いているのが辛かった。最近は、イス席が多く、痺れたりする辛さはなくなったが、長いお経には閉口す […]

続きを読む