藤田紀子の「女弁護士日記」

藤田紀子の「女弁護士日記」
1月20日 (2012-1-20)

 他の人は、布団の中で寝つかれない時、何を考えているのだろう。  「羊が一匹、羊が二匹……」なんて数えているとは思えない。私は、モチーフを決めて、しり取りをする。  「藤田紀子→小松左京→宇野重吉→千葉周作→黒柳徹子→小 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
1月10日 (2012-1-10)

 暮れに、事務所も自宅も片付けをして、さっぱりとした気持ちで新年を迎える。 散らかっているところでは気持ちが落ち着かない。家に帰って散らかっていると、それだけでどっと疲れが出る。片付けすぎて、どこにしまったか探し出すのに […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
12月20日 (2011-12-20)

 電車に乗って向い側の座席を見ると、一〇人の内七人までが、携帯電話でピコピコやっている。小説を読んでいる人をたまに見ると、何と古風な、と嬉しくなる。  この携帯電話料金がバカにならないらしい。  先日も離婚調停で、高校生 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
12月10日 (2011-12-10)

 世の中立派な弁護士はたくさんいるが、悪い奴もいる。  悪いこと、品位に欠けるようなことをすると、弁護士会の中の懲戒委員会にかけられて、重いのは退会命令、軽いのは戒告の処分を受ける。その内容が毎月弁護士に配布される「自由 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
11月20日 (2011-11-20)

 東北大のロースクールでの教え子たちが、司法試験に合格したと言って、何人も事務所に報告に来る。その度に祝賀会をやって、飲みながら話を聞く。  早く実務をやりたいと、皆やる気満々だが、一年間の修習が終った後、弁護士事務所に […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
11月10日 (2011-11-10)

 知らなかった。  私は、宮城県の誇る支倉常長は、伊達藩から派遣されたローマ使節団の一人で、位の相当高い侍で、ローマで歓待され華々しく帰国した英雄だとばかり思っていた。  しかし、遠藤周作の「侍」という小説によると、支倉 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
10月20日 (2011-10-20)

 最近、耳につき違和感を覚えるのが「・・・してございます」、「・・・させていただきます」という言い方だ。  会議でも、「机上に資料を用意してございます。また、こちらには飲み物をサービスさせていただいております」と回りくど […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
10月10日 (2011-10-10)

 A子は、夫と一〇年も前に離婚した。  当時、一才と三才だった二人の女の子を女手一つで育て、その子どもらも今は多感な少女である。  別れた夫は、破産して収入もなかったことから、養育費ももらわず、A子は実家の旅館業を手伝い […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
9月20日 (2011-9-20)

 夏休みは、いつも広島で過ごす。  八月六日に被爆式典が行われた。今年は、福島原発事故を受け、人類が核とどう向き合うか改めて問いかけることになった。  松井市長は、「平和宣言」で被爆体験の継承や核兵器廃絶への取り組みを訴 […]

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藤田紀子の「女弁護士日記」
9月10日 (2011-9-10)

 八月にたっぷり休暇を取ってリフレッシュしたので、また仕事をやる気が出て来た。  弁護士には停年が無いので、何才まで仕事をするかは人様々だ。  私の恩師の勅使河原先生は、今八六才。先日弁護士六○年を表彰されたが、毎日お元 […]

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