りらく連載「女弁護士日記」

りらく連載「女弁護士日記」
9月20日 (2018-9-20)

 調停や裁判和解で離婚や子どもの親権者が決まっても、それで「はい、すべて終わり」という訳にはいかない。できるだけ事後の面倒を避けるために、養育費の支払方法、子どもとの面会など細かいことについても、合意事項を調書に盛り込む […]

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9月10日 (2018-9-10)

 元依頼者のA男からは、時々連絡があるが、たいてい良い話ではない。  「またやってしまいました」という電話。彼は、クレプトマニア(窃盗症)なのだ。  A男は、自分で店を経営し、十分な収入があるのに、スーパーで洗剤とか下着 […]

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8月20日 (2018-8-20)

 法律に関する相談は弁護士に、税金に関する相談は税理士に、というのが一般的だ。しかし、法律問題と税金問題が微妙に絡むので、私も最低限の税金の知識は持っていなければならない。  たとえば、離婚の時に、夫から妻に300万円が […]

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8月10日 (2018-8-10)

 A子の夫は、イタリア人。「君は、この世の花だ、太陽だ。僕は、君なしでは一日たりとも生きられない」という熱烈な言葉でプロポーズされ、結婚した。A子と夫の間に生まれた子ども2人も、今は小学生。  A子は、「最近夫から離婚し […]

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7月20日 (2018-7-20)

 遺産分割調停事件を受任している。  依頼者は、亡母の長女A子、相手方は、A子の妹。女性2人が相続人なのだから、遺産を半分ずつすればよいではないかと思うかもしれないが、そう簡単にはいかない。  A子としては、「私が、妹よ […]

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7月10日 (2018-7-10)

 先日仙台市中心部の街角で、弁護士十数名が街宣署名活動を行った。  安倍政権の元で、憲法9条の改正はさせない、平和憲法を守ろう、というもので、私も参加した。  日本が海外で戦争をしてこなかった大きな力は、憲法9条の存在が […]

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6月20日 (2018-6-20)

 事件を依頼する人は、よく「私は勝てますか?」と聞いてくる。しかし、私は、勝ち負けというのが、ピンと来ない。  例えば、貸金100万円の返済を請求して提訴したのに、相手が「借りていない」とか「もう返済した」とか反論し、そ […]

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6月10日 (2018-6-10)

 日本尊厳死協会東北支部主催の講演を聴いた。  講師の一人は、福島県会津の磐梯地域で在宅医療を続ける医師、もう一人は、その医師と一緒に末期患者の話に耳を傾ける臨床仏教師。いずれも、「我が家」で十分な医療や介護を受けながら […]

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5月20日 (2018-5-20)

 A子は結婚し、夫の転勤に従って九州に行ったが、夫の暴言に耐えられず、一歳の子どもを連れて仙台の実家に戻って来た。もう離婚するしかないと考え、夫に離婚と子どもの親権者・養育費、そして財産分与を請求する手紙を出したところ、 […]

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5月10日 (2018-5-10)

 憲法九条を改正するか否か、改正するとしたらその内容はどうするか。この問題は、政治家や憲法学者だけでなく、私たち国民一人一人も考えなければならない。  というのは、憲法96条1項に「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分 […]

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