11月20日(2021年11月20日)引退勧告
白鵬は昨年11月場所後に横審から休場の多さを指摘され、引退勧告に次ぐ「注意」の決議を受けたが、1月に新型コロナウイルスに感染して今年の初場所を休場。場所ぶりに初日から出場した春場所は右膝の状態が悪化し、途中休場した。右膝を手術して夏場所を休場後、場所連続休場明けで進退を懸けて臨んだ名古屋場所は全勝優勝した。
横綱白鵬が引退を発表した。
通年1187勝は史上位で、一人横綱として角界を支えた功績は評価される一方、近年は立ち合いからの張り差しとひじ打ちのようなかち上げが目立ち、横審から苦言を呈されていた。
右膝の状態が思わしくなく、もう相撲を取れない、と覚悟を決めたようだ。
菅前総理は「総裁選とコロナ対策、両方はやれない」と言って総裁選に出ないことを表明したが、とたんに株価が上昇したのは皮肉なことであった。
いつ引退するか。これは重要な問題である。弁護士には会社員や公務員と違って定年制がないので自分で決めなければならない。
高齢で耳も遠くなり、法廷で裁判官の言うことが聞き取れず、何回も「えっ?えっ?」と聞き直したり、次回期日の指定が理解できず、書記官が弁護士の訟廷日誌を取り上げ、次回期日を書き込んで、「先生、この日が次回期日ですよ」と言われたりしている弁護士の姿を見て、私はああなる前に引退しようと思っている。
私はガラシャ夫人の辞世の句
「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」 が大好きであるが、自分の散りぬべき時を知るのはそう簡単なことではないのだろう。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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