8月10日 (2020-8-10)
A子は離婚を言い出そうかどうしようか悩んでいる。一度離婚の経験がある。前の夫は次々と高価なゴルフ道具を買ってゴルフばかりしてとうとう自営の商売は破産してしまった。死にたくなるほどの経済的困窮だったという。今の夫は仕事に精を出して沢山稼ぐがいわゆる女癖が悪く、次々と従業員の女性と不貞の関係を持って妻にバレると「悪かった、悪かった」と謝ってその度に洋服や宝石を買ってくれるが一向に改まらない。もう許せないと思うが今の贅沢な暮らしは捨てられないと悩んでいる。
B子の夫は高校の教師で山岳部の顧問。常に生徒らとスキー合宿に行ったり山に登ったり、休みもほとんど家に居ない。食事や洗濯も部室で済ませたり、生徒らが面倒を見てくれるので私は妻として何も夫のためにすることがないというB子の悩み。
C子は逆に夫があまりにも何もしないので、「汚れた靴下は洗濯バコに入れて、食べ終わった食器くらいは自分で台所に片付けて、仕事で使う小物は自分で買いに行って」と一日中怒鳴り散らしていてイライラがこうじて体調を崩し、この人とはもうやっていけないと離婚も考えている。人によって悩みは様々だとつくづく思う。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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