12月20日 (2015-12-20)

 C子は、いま夫と離婚の裁判中だ。
 夫の代理人弁護士の書面には、厳しいことがたくさん書いてあるし、要求も厳しい。子ども名義で預金しているのは、夫婦の共有財産だからC子が管理している中から半分は渡せ、また、C子の方が預金がたくさんあるのは、夫の給料で生活しているため、C子の収入をすべて預金できていたからなので、その半分も財産分与して渡せ、というものだ。
 C子は、裁判になってからも、ときどき子どもと共に夫と会っているが、夫は、その時は、「子どものことも考えて、おまえの悪いようにはしないよ」と言ってくれるという。そして、「僕の気持ちではなくて、弁護士がきついことを言っているだけだよ」とも言うらしい。
 しかし、相変わらず、弁護士から出てくる書面には厳しい要求が書かれている。弁護士が、夫の意向を無視して要求するということはあり得ない。私は、C子に夫に甘い期待を持ってはダメだと言っている。
 C子の夫のような二枚舌には、要注意だ。

この記事を書いた弁護士

弁護士 藤田 紀子
弁護士 藤田 紀子
仙台で弁護士を始めて50年以上。

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