8月20日 (2014-8-20)
新聞を開くと、あちらこちらでの武力闘争が報じられている。
ガザ、イラク、シリア、ウクライナ、パキスタン。
中国でも、しょっちゅうテロが起きている。タイのクーデターも治まっていない。
そんな中で、日本は、1947年5月3日の日本国憲法施行以来、約70年間、一度も戦争に加担せず、また、戦争による被害も受けていない。
憲法9条の力によるものである。
先月、その9条の解釈を変更して、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がなされたが、国会前、官邸前、各地で何万人もの人たちが反対のデモをしていたのに、それを無視して、急いで強行した現政権に対する不平・不満は大きい。
仙台弁護士会でも、即時撤回を求める声明を出したが、通るわけもなく虚しさだけが残る。
日本が戦争をする国になり、自衛隊が軍隊へと変容し、徴兵制につながることを真に憂える政治家のあまりに少ないことを憂うる。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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