5月20日 (2014-5-20)
家庭裁判所の待合室には、子ども連れの申立人や相手方のために、ベビーベッドや子ども用の絵本などが設備されている。
先日、私の依頼者C美も生後6ヶ月の女児を連れて来た。C美は、待合室に来ると、「駐車場に止めた車に、忘れ物をしたので取りに行く」と言って、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせようとしたところ、赤ちゃんがぐずりだしたので、私が「抱っこしているから、取りに行ってらっしゃい」と言って赤ちゃんを預かった。
私も3人の子どもを育てた経験から、赤ちゃんの抱き方はわかっているつもりだ。赤ちゃんは、私に抱かれてご機嫌で、私の顔に自分の顔を寄せたり、手でぺたぺた私の腕を叩いたりする。
久し振りの赤ちゃんの肌ざわりの感触は、たった5分位ではあったが、私にとって幸せな時間であった。
この記事を書いた弁護士
-
藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
最新の投稿
- 2024年5月23日りらく連載「女弁護士日記」ニワトリに思いを寄せて
- 2024年5月23日りらく連載「女弁護士日記」この事件は勝てますか?
- 2024年4月12日りらく連載「女弁護士日記」弁護士のアフターケア
- 2024年4月12日りらく連載「女弁護士日記」見栄は不要