1月10日 (2012-1-10)
暮れに、事務所も自宅も片付けをして、さっぱりとした気持ちで新年を迎える。 散らかっているところでは気持ちが落ち着かない。家に帰って散らかっていると、それだけでどっと疲れが出る。片付けすぎて、どこにしまったか探し出すのに大変な思いをしたこともあるが、片付け癖は性分だ。
それなのに、私の長女は散らかし放題、夫婦共稼ぎで子どもが三人もいては、仕方がないかもしれないが、彼女の家に行ってみると、玩具・台所用品・衣類などいたるところ乱雑だ。娘婿が黙々と片付けていて、気の毒になる。
これが夫婦喧嘩の種になり、さらには離婚事件に発展することもある。
我慢できないのは、たいてい夫の方だ。いかに妻が家事をサボって掃除をしないか、陳述書だけでは足りず、写真を撮って添付してくる。押入れの中、台所、玄関まわり・タンスの上・テレビの上、自分で片付けないで、片付けは妻の仕事と思い込んで、写真を撮ってまわるだけという夫の方も問題ではある。
私の友人の弁護士は、乱雑な部屋の中の、乱雑な机の上で、立派な書面を書いている。作家でも、散らかし放題の書斎でなければ物を書けないと言っている人もいる。
どんな環境を好むかは、人それぞれだが、せめて離婚原因にならない程度に・・・
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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