7月20日 (2011-7-20)
先日、震災後、初めて福島県相馬市にある裁判所に行った。
国道六号線を走ったが、
① 家が流出して、六号線から海が見える
② 災害派遣車が行き来している
③ 田んぼの上に瓦礫が集積されている
④ ガードレールがいたるところで折れ曲がったままになっている
⑤ 路肩工事があちこちでなされている
⑥ 校庭に仮設住宅が所狭しと建てられている
⑦ 屋根に青いビニールシートと石で応急手当をしている家がたくさんある
という状況であった。
しかも、福島では、今後放射能被害がじわじわ吹き出て来るだろう。
先日、仙台弁護士会で、「原発震災の現状と展望」という題で講演会をして、元京都大学原子炉実験所講師の先生に話をしてもらったところ、弁護士だけでなく市民も集まって、弁護士会館の大会議室が満員になった。
講演の内容は、原発のしくみ、危険性の一般論から始まって、今回の事故内容、困難な事故収束、今後の電力供給のあり方などで、講演後会場からはいくつも質問が出た。皆が真剣に原発を考えていることがよくわかる。
それなのに、それなのに、今の政治家は……。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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