5月10日 (2012-5-10)
長男が結婚する。
「する」というべきか、「した」というべきかわからない。
というのは、既に同棲を始めているが、婚姻届はまだ出していない。誕生日とか何かの記念日に合わせて入籍するつもりのようだ。さらに、披露宴は、二人でじっくり相談して、時期、場所や、やり方を決めるという。
私の頃は、婚約→結納→挙式→入籍→同居という順序が、ほぼ当たり前であったが、近頃の若者は、好き合ったら、まず同棲をするようだ。
また、私の頃は、男性から女性に結納金を渡し、女性は、それで嫁入り道具を揃えるというのが普通だったように思うが、若い二人は、新居のカーテンや中の家具調度は、二人で見て一緒に買いたいので、結納金も不要という。披露宴も、仲人を立てずに、お色直しもせずに、職場の上役なども呼ばずに、親しい人たちとシンプルに、と考えているようだ。
確かに合理的だ。
何事も相談しながら事を進める長男らを見て、憲法一四条(両性の平等)と二四条(家庭・生活に於ける個人の尊厳)を改めていうまでもなく、身についているのだなぁと思った。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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