1月20日 (2014-1-20)
結婚しない若者が多い。
私の友人も、皆息子・娘たちが40歳になっても結婚しないと嘆いている。
一昔前は、年頃になれば結婚するのが当たり前。そんなに理想にピッタリした人でなくとも、こんなものだと割り切って結婚したものだ。
それが今は、ちょっと不満があれば、断ってしまうのだ。
例えば、食事の時にくちゃくちゃ音をさせるのがイヤとか、彼のお母さんの衣装がケバイとか、「……だもん」という口癖が癇に障るとか。
要するに、結婚のハードルが高いのだ。
それに反して、なんと離婚のハードルの低いこと。
「私の誕生日を忘れて、外で友人と飲み歩いていた」とか、「せっかく子どもができたのに、『本当にオレの子かな』と言った」とか、「私に隠れて、母親とディナーに行った」とか。
一昔前は、「離婚したい」と親に相談すると、「もっと我慢しなさい」と説得されたものだが、今は、親も「さっさと別れて戻っていらっしゃい」と離婚の後押しをしている。
これでは、シングルが増えるはずだ。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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