1月10日 (2016-1-10)
ローカル線の電車で、向かいの席に座っていた男性から、突然「なにか美味しい物を食べに行こうか」と声を掛けられた。「えっ?、この歳の私にナンパ?」とびっくりしていたら、立て続けに、「その前に公園で、キャッチボールする?キャッチボールするのも、久しぶりだね」と言われて、さすがにおかしいと気がついた。男性の視線も、私を見ているようで見ていない。
その男性は、それからも、独り言を言い続けている。
「今日学校を休んだことは、ちゃんと○○先生に連絡した?△△先生には言っても分かってくれないから、○○先生に言った方がいいよ」等々。
そうか、この男性は、別れて暮らしている子どもと面会した場面を想像して独り言を言っているのか。会えない子どもと会いたいばかりに、精神に異常を来したのか。
なんとも哀れである。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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