2月10日 (2017-2-10)
この冬、知人、親戚、何人もの人が亡くなった。お通夜やお葬式にもずいぶん出席した。
以前は、畳の上に正座して何十分もお経を聴いているのが辛かった。最近は、イス席が多く、痺れたりする辛さはなくなったが、長いお経には閉口する。私は、特定の宗教を持っておらず、お経の文言を解する能力などまるでない。
そこで、私は、考えた。私の葬式の時は、お経はなしにして、その代わりモーツァルトのレクイエムを流してもらおう。東日本大震災後、毎年3月11日に電力ホールで、モーツァルトのレクイエムを演奏する「3・11祈りのコンサート」に、私はヴィオラを弾いて参加してる。それを演奏をCDにしてある。演奏時間は、約50分。その間に、参列者に白い菊かカーネーションを壇上に飾ってもらう。
私の母は、ブラームスのヴァイオリン協奏曲が大好きで、これを通夜の席のバックミュージックにしてほしいと言っていたので、その通りにしたが、通夜の曲にしては、ちょっと騒騒しかった。夫の兄は、グリークラブで歌っていたのを通夜のバックミュージックにしていたが、これは結構良かった。
モーツァルトのレクイエムは、まさに葬式にぴったりの曲。
CDを今から子どもたちに預けておこう、葬式用の写真と共に。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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