2月10日 (2020-2-10)
A男が離婚したいと相談に来た。
妻の悪口をあれこれ言うが、どれも細かいことばかりだ。
例えば「トイレのウォシュレットは掃除が大変だから使うなと言う。私がトイレに入ると外で聞き耳を立てていて、『今ウォシュレット使ったでしょ』と責めたてる。ひどいでしょ」と言った類。確かに陰険だとは思うが、A男が自分でトイレ掃除をするということは考えもつかないようだ。
それからおかずがまずいと言う。それならA男が自分で料理をしてみればと言うが、「とんでもない」とこれもA男の発想にはないことのようだ。
洗濯物のたたみ方がずさんだ、アイロンのかけ方がなっていないと色々とあげつらうが、すべて妻にやらせておいて文句ばかり言っている。
これがひところの日本男子の典型だろうか。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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