11月10日 (2019-11-10)
秋の紅葉を夫婦で見に行こうと計画し、夫が温泉宿を申し込んだ。
2人で宿泊と言ったら、「御夫婦ですか」と聞かれたと不審がっていたが私にはよくわかる。
以前にこんなことがあった。
夫の不貞を疑ったA子が相談に来た。A子が不審に思ったのは、宝石店からの一枚の葉書だった。「御注文の真珠のネックレスが入荷いたしましたので、いつでも取りに来て下さい」と書いてある。A子は夫が私に真珠のネックレスをプレゼントしてくれるのか、とわくわくして待っていたが、一向にその気配がない。夫に聞いてみると、そわそわして「何かの間違いだ」と言う。A子は直接宝石店に電話してみると「もう既に引き取りに来られました」とのこと。
妻以外の女性にプレゼントしたことが判明したわけだ。
こんなことがあるので、男女2人連れが夫婦か否かは重要な問題だ。今後、行事や季節の情報をお知らせしてよいかどうか、宿としては気を使う訳である。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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