9月20日 (2019-9-20)

よく「お忙しいところをすみませんが」という枕ことばが使われる。結婚式や集会などでも「今日はお忙しいところをわざわざお運びいただき……」と言われる。忙しいということはリスペクトの対象になるのだろうか。私はそうは思わないのでいつも違和感を覚える。
二昔前は、お金を沢山持っている人、稼ぐ人が羨ましがられた。一昔前は、お金よりも不動産を沢山持っている人が成功者とされた。今はどうだろう。不動産は負動産ともいわれ、その維持や処分が大変になった。
今は、時間を持っている人が裕福なのではないか。たっぷり何にもしばられない時間を好きなだけ使う。好きな時に映画を見たり、仲間と飲んでおしゃべりしたり、混雑を避けて平日に出かけたり、そんな余裕のある人がリスペクトされるのではないか。
だから「お忙しいところを……」というよりは、「折角おくつろぎのところを……」と言った方がピタリなんだがなぁ。
この記事を書いた弁護士

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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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