3月20日 (2019-3-20)

 虫垂炎で2週間入院した。さんざん痛い思いをした。
 盲腸が、癒着して破れ、はみ出しているということで内視鏡手術をしたが、その後、腸が炎症を起こした。6人部屋だったが、つくづく日本人女性は(男性はいざしらず)、穏やかで思いやり深くいいなあと思った。それぞれ術後の痛みを抱えているにもかかわらず、車イスや点滴スタンドを運びながら、すれ違う時はお互い譲り合い、病室や洗面所では「お疲れ様」、「お先にどうぞ」、「お気遣いなく」、「お大事に」、「お世話になります」、「こちらこそ」などというやさしい言葉が飛び交っている。
 以前、ドイツの大学病院に入院して出産したことがあるが、日本人であることが珍しいということもあって、ひっきりなしに話かけてくる。それも「天皇制をどう思うか」、「日米関係は強い方が良いと思うか」、「ナチスのやったことはすべて悪い事だと思うか」など簡単には答えられないようなことを聞いてくる。
 ドイツ語でしゃべるのに疲れて目を閉じても、おかまいなしに話掛けてくる。彼女らの間でも絶えず声高に国政批判をし、ある政治家をやり玉にあげ、議論は止まるところをしらない。ほとほと疲れる毎日だった。中国や韓国の女性が集まったらどうなるであろうか。
 それにしても痛みがいかにつらいか、常日頃丈夫で痛い思いをしたことのない身にはこたえた。
 「病せず 痛み知らぬは悪い友 早死にするは悪き悪き友」という歌を思い出したが、私も少し良き友に近付けたかな。

この記事を書いた弁護士

弁護士 藤田 紀子
弁護士 藤田 紀子
仙台で弁護士を始めて50年以上。

この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。