10月20日 (2017-10-20)

 仙台弁護士会で弁護士会や各法律事務所の事務職員及び修習生を対象にセクハラアンケートを行った。
 「帰る際に『夜道は危ないから送っていく』と言う」、「飲み会・懇親会に同席するよう言う」については、弁護士からは事務職員とのコミュニケーションをはかる意図であったり、親切心から発したものと考えられ、弁護士の過半数はセクハラだと思わないとの回答だったが、逆に事務職員の過半数はセクハラだと思うと回答している。
 また、「話しかけて来るときにやたらと顔を近づける」をセクハラだと思う女性が84%、男性が69%であった。
 「にやにやしながら凝視をする」については81%の女性、67%の男性がセクハラだと思うと答えている。
 職場のパソコンでヌードなどの画像を見る、性的な話を大声でする、飲み会・懇親会の席でお酌を強要する等は、当然NGとは思っていたが、話しかけ方、見つめ方まで気をつけなければならないとは、うっかりできませんね。

この記事を書いた弁護士

弁護士 藤田 紀子
弁護士 藤田 紀子
藤田・曽我法律事務所代表弁護士

仙台で弁護士を始めて50年以上。

この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。

注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。