7月20日 (2015-7-20)
先月24日、仙台市の街頭で歴代の仙台弁護士会の会長12名がマイクを握って、市民に集団的自衛権行使反対、安保法案廃案に向けてのアピールを行った。長老は、80歳近い。
皆、それぞれ自分の言葉で、政府が合憲の根拠としている砂川判決の解釈の誤り、憲法9条の趣旨、それをはずれて外国で戦争をすることの危険、太平洋戦争の反省点はどこにあったか等を原稿もなしに格調高く訴えた。
カーラジオやテレビで国会中継を聴くことがあるが、首相をはじめ大臣が役人の書いた原稿を読み上げる姿勢となんたる違いか。まるで質問にかみ合っていない答弁を繰り返すような審議なら、国会を100日近く延長したって何の役にも立っていないだろうに。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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