3月20日 (2014-3-20)

 自民党が支持した舛添要一氏が、東京都知事に選ばれたこともあって、ますます安倍首相の鼻息が荒い。
 憲法96条・9条を改正して、日本を「戦争のできる国」にしようとしているとしか思えない。
 自民党が、平成24年4月に発表した日本国憲法改正案では「国防軍」が新設されている。
 国防軍の活動として
  1 わが国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するための活動
  2 国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動
  3 公の秩序を維持し又は国民の生命若しくは自由を守るための活動
を行うことが掲げられているが、国際協調活動が何を指すのかも明らかにされておらず、国連決議すらも要件とされていない。米英両国が、国際世論の反対を押し切って国連決議もなく武力行使に踏み切ったイラク戦争は、今日、広く国際社会で正当性を欠く武力行使であったと認知されているが、このようなイラク戦争のような戦争にすら、国際協調活動として参加することが可能となる。
 今ところ徴兵制の規定はないが、改正案の前文で、「日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り」と定めていることと相まって、国民は国防義務を負っていると解釈される可能性がある。
 徴兵制も現実味を帯びてくるのである。
 安倍首相の靖国参拝に賛成する意見が、若者に多いと聞く。中国や韓国と戦争することを若者は望むのであろうか。

この記事を書いた弁護士

弁護士 藤田 紀子
弁護士 藤田 紀子
仙台で弁護士を始めて50年以上。

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