1月10日 (2014-1-10)
去年1年を振り返ると、秘密保護法の強行採決、安倍首相の人事専横、一票の格差放置、福島原発汚染水漏れ等々、安倍内閣が高支持率を背景にした傲慢さが表れた。
特に、秘密保護法は、マスコミも識者も国民もこぞって反対しているし、何が秘密になるのか、森担当大臣の国会の答弁もしどろもどろで要領を得ないのに、いったい誰の利益のために、あんなに急いで成立させたのか、全く憤懣やるかたない。
それにしても、私が学生の頃は、安保反対、エンタープライズ帰港反対、ベトナム戦争反対と常に学生が闘争をやっていた。ヘルメットをかぶって、ゲバ棒を持って。
街中を大声でシュプレヒコールを叫んでデモしたり、いたるところで機動隊ともみ合っていたのは、常に血気にはやった学生たちだった。
今はどうだろう。
新聞の投書を見ても、国会周辺のデモを見ても、目につくのは高齢者だ。
学生に聞くと「自分たちに関係ない」とか「今の自分の生活に影響はない」という答えが返ってくる。
おしゃれして、スマホばかりいじっている若者たち。
昔の汗みどろの汚い格好をして、がなりたてていた学生が懐かしい。
この記事を書いた弁護士
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藤田・曽我法律事務所代表弁護士
仙台で弁護士を始めて50年以上。
この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。
注:弁護士 藤田紀子は令和5年3月12日に満77歳で急逝いたしました。
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