9月20日 (2013-9-20)

 E子の離婚事件は、1年も前に、ある程度こちらの希望にそった条件で和解して終わっているのに、E子は、その後も何のかんのと相談に来る。
 それも、法律的な相談ではなく、「『出戻り』と言って、母親が馬鹿にする」とか、「子どもが学校に行きたがらない」とかいった、いわば愚痴の類いだ。
 今度は、「弟の住んでいる家のシックハウスの問題で、相談に来たい」とE子が事前に電話を寄越したので、私が、「それなら直接弟さんが相談にいらしたら」と言っても、「いえ、まず私が相談したいのです」と言う。

 別な相談者F夫は、80代の男性で、数年前、妻に死なれてから長男夫婦と同居しているが、これがまた度々長男夫婦の悪口を言いに私の事務所に来る。
 具体的に、遺言とか扶養とかいう法律問題なら、いろいろとアドヴァイスの仕様もあるのだが、そうではない。これも単なる愚痴の類いだ。

 E子やF夫のような人たちを見ていると、自分は弁護士とつながっていると思うことで、何か安心していられるのかと思ってしまう。
弁護士が精神安定剤の役割を果たせるなら、多少の時間を割いてあげてもいいかとも思うのである。

この記事を書いた弁護士

弁護士 藤田 紀子
弁護士 藤田 紀子
仙台で弁護士を始めて50年以上。

この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。