3月10日 (2013-3-10)

 運動部のしごき、体罰をめぐっての論争がなされている。
 確かに運動部の練習はきつい。
 私は、高校生の時スキー部だったが、雪の中、転んでは起き、転んでは起きて、滑り方や止まり方を覚えただけではなく、スキーや食料をかついで、合宿にも参加した。
 厳然たる掟があって、1年生は3年生のために働く。合宿で夕食の支度や片付けをするのも1年生だし、1年生は3年生のために布団を敷く、靴やスキーにワックスをかける等の世話をしなければならなかった。食後、トランプやかるたに興じている3年生を羨ましく思いながら、そのうちに、そのうちにと思いながらせっせと働いたものである。2年生になると、やっと自分のことだけをすれば良くなり、少し楽になった。いよいよ3年生になり、1年生に面倒をみさせることができると思ったら、誰かの提案で、これまでの悪弊は廃止して、自分のことは自分ですることにしようということになった。3年生は、皆がっかりしたが、多数決で決まってしまったのだった。
 今ふり返ってみれば、スキー部の3年間はそれなりに楽しかった。担任の先生やコーチの指導のおかげで、天気図の見方や山の天気の移り変わり、また東北の山々の名前や地形、なぜ樹氷ができるのか、なぜ雪崩が起きるか等の知識も与えられた。いじめも体罰もなかったと確信している。
 体罰は、絶対反対だ。体罰は、暴行罪になるということを認識すべきである。体罰は、身体だけでなく、心も痛めつけると信じて疑わない。

この記事を書いた弁護士

弁護士 藤田 紀子
弁護士 藤田 紀子
仙台で弁護士を始めて50年以上。

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