9月10日 (2011-9-10)

 八月にたっぷり休暇を取ってリフレッシュしたので、また仕事をやる気が出て来た。
 弁護士には停年が無いので、何才まで仕事をするかは人様々だ。
 私の恩師の勅使河原先生は、今八六才。先日弁護士六○年を表彰されたが、毎日お元気で仕事をこなしていらっしゃる。そうかと思うと、六○代で早々と引退される弁護士もいる。
 先日修習同期会で集まったが、仕事は事務所の若い弁護士に任せて、自分はもう裁判所に出たりしないという男性弁護士がいて、私が「それでは、ボケるでしょう」と言うと、「だからボケないように、毎日ゴルフや旅行をしている。それも外国が多い」と言う。結構なご身分だ。毎日あくせく事務所に出て、地方まわりをしている私と何たる違いか。
 私と大学同期の人たちも、民間は、たいてい六○才で停年だから、その後仕事はしないで、畑を耕したり釣りをしたり、あるいは大学のリカレントコースで、もう一度歴史や外国語の勉強をしてみたり、悠々自適の生活を送っている人たちが多い。
 裁判官は、六五才で停年だが、その後公証人や大学の先生になる人が多い。私の父も、六五才で地裁の所長をやめた後は、七○才まで簡易裁判所の裁判官をやり、その後七五才まで参与員をした。本当に裁判官の仕事が好きだったようだ。参与員をやめた後三年で亡くなった。
 私はいつまで働くのだろうと思う。私には退職金というものがないから、悠々自適なんて生活にはほど遠く、結局いつまでも働き続けるのかなぁ。

この記事を書いた弁護士

弁護士 藤田 紀子
弁護士 藤田 紀子
仙台で弁護士を始めて50年以上。

この地域に根を張って、この地域の人々の相談に応じ、問題の解決に図るべく努力をしてまいります。