保険会社からの提示額に納得していますか?

治療が終了し、後遺症の有無・等級について一通りの結論が出たところで、相手方の保険会社から、具体的な金額提示をもって、示談の提案がなされます。
この保険会社からの提示額に納得できない方は、具体的にどういう理由で納得ができないのでしょうか?

「提示額」に納得できないという以上、その金額が低額である、もっと高額の賠償がなされてしかるべきである、とお考えなのでしょうが、そう考える理由(原因)は様々あり得ると思います。

  • 「事故の相手(加害者)の態度が悪い」
  •  「入院中も見舞にも来なかった」
  • 「保険会社の担当者に、不用意な発言をされて傷ついた」
  •  「痛いけど、仕事を休めないので頑張って働いた。それで休業損害が低くなるのはおかしい」
  •  「仕事が忙しくて病院に行けなかった。それで、慰謝料が低くなるのはおかしい」
  •  「自分は避けようがなかったと思うが、自分にも過失があると言われ過失相殺されている」

しかし、被害者にとって納得できない最も典型的ないし根本的な理由は、保険会社の提示額が自社の基準に基づくものであること。

その結果、いわゆる裁判基準に当てはめた場合と比べ、一般に低額となってしまうことではないでしょうか?

逆に言えば、まったく同じ損害を受けた場合でも、裁判基準に当てはめることができれば、保険会社の提示額よりも増額される見込みが大きいと言えます。

そして、弁護士に委任すれば、委任を受けた弁護士は、通常、裁判基準による解決を目指します。

裁判になった場合はもちろん、裁判外であっても、裁判基準で解決できるケースは少なくありません。

あなたのケースではいかがでしょうか?