解決事例のご紹介
解決事例1
相手方主張額より4000万円以上高い総額5500万円の支払いを命じる判決
交通事故で死亡したAさんの遺族。
過失割合(右折対直進),基礎収入(役員報酬の労務対価性),遺族固有の慰謝料などが争点になりましたが,訴訟の結果,相手方主張額より4000万円以上高い総額5500万円の支払いを命じる判決をもらいました。
解決事例2:賠償額の大幅増額
トラック運転中の事故で長期入院を要する大けがを負ったBさん。後遺障害は,肩甲骨の著しい変形による12級しか認められませんでしたが,異議申立により高次脳機能障害による併合6級が認定され,賠償額が大幅に増額されました。
解決事例3:後遺障害が認定され,合計900万円の賠償が認められた事例
道路を横断中,車に轢かれたCさん。保険会社からわずか4か月で治療費を打ち切られましたが,その後の損害賠償請求で事故日から1年間の治療の必要性と併合12級の後遺障害が認定され,合計900万円の賠償が認められました。
解決事例4:自転車運転中の追突事故。ADRで示談成立。
自転車に乗っていたところ車に追突された18歳女性のDさん。顔に瘢痕が残り,後遺障害7級の認定を受けました。保険会社は,外貌醜状では労働能力は低下しないとして逸失利益を争いましたが,ADRを申し立て,逸失利益800万円(後遺症慰謝料は1000万円)を認める示談が成立しました。
解決事例5:追突事故による頸椎捻挫
後方から追突され,頸椎捻挫になったEさん。治療が終わるまで8か月かかりましたが,仕事が忙しくて,その間に病院に行ったのは30日だけでした。そのため保険会社は慰謝料額を争いましたが,調停を起こした結果,8か月を基礎とした赤本基準約100万円の慰謝料が認められました。
解決事例6:休業障害が認められた事例
センターラインオーバーの対向車と衝突して負傷したFさん。症状固定まで10か月間病院に通いましたが,事故の3か月前に退職して無職だったため,休業損害が問題になりました。訴訟の結果,Fさんに就労の意思と能力があったと認められ,10か月間全部について,退職前の収入に基づく休業損害約240万円が認められました。
解決事例7:駐車場内での物損事故。相手側過失が90%で示談成立。
駐車場内で物損事故に遭ったGさん。過失割合が争いになりました。弁護士会照会を利用して捜査記録を取得したところ,停止中に衝突されたと主張するGさんにとって有利な資料が出てきました。その結果,相手方の過失を90%とする示談が成立しました。